リハビリテーション室の概要
基本方針 早期に介入することにより廃用性筋萎縮・筋力低下の予防の徹底、さらには患者さんの状態・社会背景をつかみ、 退院後の生活を予測し日常生活機能の維持・向上を図ります。 |
現在リハビリテーション部にはリハスタッフ数、理学療法士(PT):26名・作業療法士(OT):6名、言語聴覚士(ST):4名、リハ助手:1名で 長崎市内の急性期病院では最も多いスタッフ数を有しております。
急性期からのリハビリは廃用症候群の予防と共に病気や病状の治癒・軽快につながっていくため早期からのリハビリが重要となります。
当病院ではスタッフ数の充実により早期から1人の患者さんに対してPT・OT・STが介入し、より充実したリハビリが可能となっています。 また、当病院では365日体制でのリハビリ提供を実施させていただいております。
患者さんにはリハビリテーションも急性期治療の一環であるという事を理解していただき「済生会でリハビリを受けられてよかった」とおっしゃっていただけるように、 日々治療技術の研鑽に励み努力していきたいと思っています。
スタッフの紹介
リハ医(整形外科兼務) | 1名 | |
理学療法士(PT) | 26名 | |
作業療法士(OT) | 6名 | |
言語聴覚士(ST) | 4名 | |
リハビリ助手 | 1名 | |
合計:38名 |
リハビリスタッフの専門資格
内部障害専門理学療法士 | 1名 | |
3学会合同呼吸療法認定士 | 5名(日本胸部外科・呼吸器・麻酔学会認定) | |
糖尿病療養指導士 | 5名(日本糖尿病療養指導士認定機構) | |
介護予防認定理学療法士 | 1名 | |
心臓理学療法士 | 1名(理学療法科学学会) | |
心理相談員 | 1名 | |
介護支援専門員 | 1名 | |
認知症ケア専門士 | 1名(認知症ケア学会) |
施設基準
施設面積:160㎡(運動療法室、物理療法室)、8㎡(言語聴覚室)
- 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
- 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
- 脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)
- 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
※ 平成22年度より脳血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)・心大血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)を取得しました。
主な診療内容
理学療法
運動器リハビリテーション
大腿骨頚部骨折、脊椎圧迫骨折、前腕・上腕の骨折など高齢者に多発する骨折、交通外傷・スポーツ外傷などに対応するリハビリ、 また肩関節疾患に対する鏡視下関節修復術後(肩関節回旋筋腱板・反復性亜脱臼など)のリハビリも多く実施しております。
脳血管疾患等リハビリテーション
脳血管疾患(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血など)、また長期臥床による廃用性症候群などに対するリハビリを実施しております。
心大血管リハビリテーション
急性心筋梗塞、心不全などに対するリハビリを実施しております。
呼吸器リハビリテーション
慢性呼吸器疾患、閉塞性・拘束性呼吸器障害などに対するリハビリを実施しております。
糖尿病に対するリハビリテーション
運動の効果・禁忌・方法などについての個別指導、また運動の実技指導を実施しております。
作業療法
脳血管疾患(脳出血・脳梗塞など)・廃用性症候群・整形疾患(上肢疾患・脊柱・脊髄疾患)などに対し、 早期での在宅復帰および社会復帰を図るため、日常生活動作に基づいた訓練を主体にリハビリを実施しております。
言語療法
脳血管障害、廃用性症候群などによって生じた言語障害(失語症・構音障害)・嚥下障害に対するリハビリを実施します。
また誤嚥性肺炎予防のための口腔ケアなども実施しております。
また誤嚥性肺炎予防のための口腔ケアなども実施しております。
物理療法
- 温熱療法(ホットパック、過流浴、パラフィン浴、マイクロウェーブ)
- 電気刺激療法(低周波、SSP)
- 光線療法(スーパーライザー)
- 牽引療法(頸椎牽引、腰椎牽引)
- その他(メドマー等)
カンファランス参加状況
- 心臓リハビリカンファ(6階病棟)
- 脳血管カンファ(5階病棟)
- 呼吸器カンファ(6階病棟)
- 外科カンファ(7階病棟)
- 腎カンファ(4階病棟)
- 整形外科レントゲンカンファ(8階病棟)
- 糖尿病カンファ(各病棟)
- NSTカンファ(各病棟)