入院の診療費の計算方法
済生会長崎病院では、2008年7月から厚生労働省よりDPC対象病院の認可を受けています。これは、国の方針である“医療の質の標準化、質の向上、効率化”(どこの病院でも同じ病気であれば同じ治療を受けることができる)を目的としたものです。従来の診療項目ごとに計算する『出来高払い』方式とは異なります。入院の医療費については、このDPC/PDPS制度をもとに計算されています。
※出来高払い方式とは・・・医療機関が患者さんに対して実際に行った医療行為(診療報酬)を点数化し、
その合計を計算する方式です。
※外来の医療費は従来の出来高払い方式です。
※出来高払い方式とは・・・医療機関が患者さんに対して実際に行った医療行為(診療報酬)を点数化し、
その合計を計算する方式です。
※外来の医療費は従来の出来高払い方式です。
DPCとは、diagnosis(診断)procedure(処置・手技)combination(組み合わせ)の略で、入院期間中に医療資源(薬剤・技術・人件費等)を最も投入した『傷病名』と入院期間中に提供される手術、処置等の診療行為の組み合わせにより分類され『診断群分類』と言われます。
この診断群分類(DPC)は、18の主要診断群に属する約500種類以上の基礎疾患を元に、重症度、年齢、手術・処置の有無、副傷病名の有無等により分類された約4,500種類の診断群のことを言います。
また、PDPSとは、Per-Diem(1日毎)Payment(支払)System(方式)の略で、入院患者さんの傷病名、手術などの診療行為をもとにDPC(診断群分類)で対象疾患を分類し、その分類ごとの1日あたりの点数によって計算される『包括評価』部分と、『出来高評価』部分を組み合わせて計算する方式です。
傷病名、病状、手術、処置、検査等により患者さんの入院治療内容を分類(診断群分類)し、その分類ごとに医療費を計算する制度のことです。診断群分類には分類区分に応じて、3段階の入院期間が設けられ、それぞれに包括点数(1日当たりの入院点数)が定められています。
この診断群分類(DPC)は、18の主要診断群に属する約500種類以上の基礎疾患を元に、重症度、年齢、手術・処置の有無、副傷病名の有無等により分類された約4,500種類の診断群のことを言います。
また、PDPSとは、Per-Diem(1日毎)Payment(支払)System(方式)の略で、入院患者さんの傷病名、手術などの診療行為をもとにDPC(診断群分類)で対象疾患を分類し、その分類ごとの1日あたりの点数によって計算される『包括評価』部分と、『出来高評価』部分を組み合わせて計算する方式です。
傷病名、病状、手術、処置、検査等により患者さんの入院治療内容を分類(診断群分類)し、その分類ごとに医療費を計算する制度のことです。診断群分類には分類区分に応じて、3段階の入院期間が設けられ、それぞれに包括点数(1日当たりの入院点数)が定められています。
DPC/PDPS制度対象の患者さんとは
一般病棟へ入院の患者さんが対象となります。
傷病名と治療内容の組み合わせにより厚生労働省の定める診断群分類が出来高の分岐の場合は、出来高での取り扱いとなります。また、3段階の入院期間を超えた場合は、超えた日から出来高払いとなります。
【DPC/PDPSの対象外の方は以下の方です】
◆外来診療のみの方
◆労災、公務災害、自賠責の方
◆自由診療の方
◆入院後24時間以内に亡くなられた方
◆治験に参加されている方
◆地域包括ケア病棟へ直接入院された方 等
具体的な計算方法
◇包括部分の計算式◇
包括される診療費(DPC点数)=診断群分類毎の1日の包括評価点数×入院日数×医療機関別係数×10円
※医療機関別係数とは、病院機能に応じて病院ごとに厚生労働省から定められた係数です。
包括される診療費(DPC点数)=診断群分類毎の1日の包括評価点数×入院日数×医療機関別係数×10円
※医療機関別係数とは、病院機能に応じて病院ごとに厚生労働省から定められた係数です。
◇入院費用の計算式◇
入院費用=①包括される診療費+②出来高の診療費+食事療養費
その他 保険外療養費(病衣等・差額ベッド代)等は、別となります。
入院中に病名が変更となった場合は
入院中の病状の変化や治療の内容によって、診断群分類が入院の途中で変更になる場合があります。
診断群分類は1回の入院において1つだけと定められていますので、そのような場合は最終的な診断群分類(最も医療資源を投入した傷病名)を適用し、入院初日から請求額の再計算を行います。月をまたがって入院されている場合には、請求額の過不足について調整が入ります。予めご了承ください。
診断群分類は1回の入院において1つだけと定められていますので、そのような場合は最終的な診断群分類(最も医療資源を投入した傷病名)を適用し、入院初日から請求額の再計算を行います。月をまたがって入院されている場合には、請求額の過不足について調整が入ります。予めご了承ください。
医療費のお支払いが困難な方へ
済生会長崎病院では、『無料低額診療』を実施しています。
済生会長崎病院では、
「無料低額診療」を実施しています。
無料低額診療とは、特別な事情をお抱えの方に対して「医療費の全額無料または低額な料金で診療を行う事業」のことです。
医療費の減額を行うことで、安心して医療を受けていただくことができます。
<対象となる方>
病気や怪我により生計困難な状況にある方
生活保護受給中の方、またはこれに準ずる低所得者の方
行路病人の方(行き倒れ)および一定の住所を持たず野外で生活している方(ホームレス)
外国人で日本の福祉制度が利用できず、医療費の支払いが困難な方
DV(ドメスティック・バイオレンス)被害者の方
等
詳しくは、地域医療連携センターの「医療ソーシャルワーカー」までご相談ください。
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病気や怪我により生計困難な状況にある方
生活保護受給中の方、またはこれに準ずる低所得者の方
行路病人の方(行き倒れ)および一定の住所を持たず野外で生活している方(ホームレス)
外国人で日本の福祉制度が利用できず、医療費の支払いが困難な方
DV(ドメスティック・バイオレンス)被害者の方
等
詳しくは、地域医療連携センターの「医療ソーシャルワーカー」までご相談ください。